こういうふうにできていた〜妊娠・出産・子育て日記〜

東京都内に住む、ふくまゆの妊娠・出産・子育ての記録です。第一子出産は里帰り。第二子妊娠中。社会人16年目、ワーママ。

マタニティマークの難しさ

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お正月休みの帰省で初めてくらいにしっかりつけてみた。
 
実家の母はこのマークを初めて見たらしく、東京以外の地方ではあまり浸透していないことが伺えた。
 
 
 
色々議論されていますが、妊婦からすると、つけるタイミングがたしかに難しいと感じることがある。
 
妊娠初期こそつけたいけどつけづらいという状況。
 
 
理由①
まだ初期で会社に報告していないから、通勤途中で社員など知り合いに見られないか不安
 
理由②
お腹が出ていないので妊婦っぽく見えないのでは、と過剰に思ってしまう(初産は特に)
 
理由③
そこまで辛くなくても、気を遣ってくださいと言っているように見えてしまうのではというこちら側の申し訳なさ
 
 
 
そんなこんなで、マタニティマークは全くつけていなかったけど、妊娠初期おわりかけの、ある休日に混んでいるバスで座っていたら目の前におじいさんとおばあさんの夫婦がきた。
 
おじいさんのほうが年上なのか、おばあさんが座りなさいとおじいさんに言う。
 
おじいさんは空いていた私の隣に座り、おばあさんはその前に立っていた。
 
普段ならもちろんおばあさんに席を変わっているし、
そもそもそんな日は運動がてら座らず立ってると思うけど、
 
この日はちょっと体調が良くなく(混んでいるバスは特に空気が薄くて苦手というのもあった)、あと3駅くらいで降りるからと思っていたら、前にいた別の40代後半〜50代前半くらいの夫婦に
 
『変わってあげればいいのにねぇ』
 
と聞こえるように言われた。
 
 
『すみません、妊娠中で体調が悪くて‥』
 
と言ったら、気まずそうにしていた。
 
 
 
 
それ以来、こういうときはあえてマタニティマークをつけておいたほうがお互いのためにもいいのかな、と思った。
 
 
そもそも、おばあさんが目の前にいるのに席を変わらないのには何かしら理由があるからで(普通の感覚を持っていれば、絶対変わる)
このように妊娠中のひともいれば、持病の人もいれば、体調が悪い中でも出かけなければいけない人もいれば、足が悪く長く立っていられない人もいれば。
 
それを、わざわざ変わってあげないのはおかしいというようなことを、聞こえるように言わなくてもいいのになぁと思った。
 
 
 
色々と細かいことを気にしなくても、マタニティマークをつけられて、
マタニティマークをつけなくてもお互いがケアしあえる世の中になるといいなぁと感じた日でした。